留学体験記 My Treasure

留学の目的は、スピーキング力、リスニング力の向上と、オーストラリアの文化を肌で感じることです。日本で英語を話す機会は少ないため、特にスピーキング力を中心に強化したいと考えていました。
留学で学んだことは、自分の想いをしっかり伝えることの大切さと、諦めないこと。普段は大学へホストマザーに送り迎えをしてもらっていたのですが、ある日ホストマザーから「今日は用事があるからバスで行ってほしい」と言われました。大学までの行き方を説明してくれましたが、なかなか理解できません。そこで、「もう一回ゆっくり説明してほしい」とホストマザーに伝え、何度も説明してもらって、私もたくさん質問をしてやっと理解できたときは本当に嬉しかったです。そして無事大学に着いたときは、自分の成長を実感できました。
留学中には印象に残る出来事がいくつもありました。これはその一つですが、最終日の送別会に着ていくためのドレスのチャックが、当日に壊れてしまったのです。時間がなく焦っていたところ、同じくホームステイをしていたマレーシア出身の子がドレスを貸してくれました。彼女には今でも感謝しています。彼女には栄養士になるという夢があり、実現のためにオーストラリアで勉強を続けている彼女を本当に尊敬しています。
留学を通して学んだ、自分の考えをしっかり伝えること、そして諦めないことを、社会人になっても生かしたいですね。また、今後も英語を勉強し続け、いつか日本に訪れた外国人留学生を、私と同じように家に宿泊させてあげたいです。
改めて、留学をして本当によかったと思います。短期留学であれば大学の長期休暇中に行くことができますし、たとえ短期間でも英語力の向上と異文化に触れることができると実感しました。時間のある学生のうちに、勇気を出してチャレンジしてください。