まずやってみよう、の積極性で新たな扉を開く
金城に入学してから中国語の勉強を始めたこともあり留学先は中国に。3つの協定校から杭州師範大学を選んだ理由は、圧倒的に日本人が少ないからです。より高い語学力の向上と、現地ならではの生活を充実させるために、敢えて日本語が使えない環境を選びました。また、他の協定校に比べて名古屋と気候が似ている、学生寮が一人部屋であることも杭州師範大学を選んだ決め手でした。
留学で印象に残ったエピソードといえば、ダンスサークルで様々な場所で踊ったことです。サークルに参加するほとんどの学生はもちろん、ダンスの先生も中国人の方でした。レッスンでは日常生活では使わない言葉も飛び交うのではじめは戸惑いましたが、周りの学生の動きを見ながら練習に励みました。たくさんのサークルのメンバーと一緒に、照明付きの大きな舞台に立つことができ、とても楽しかったです。また、サークルを通じて普段は接点のない学生とも出会え、交流の輪が広がりました。
こうした経験で私が得たのは積極性です。留学に行く以前の私は何をするにも消極的でした。しかし「留学生活がどれだけ充実するかは自分次第」と考え、何に対しても「まずやってみよう」という気持ちを持ちました。そのおかけで新しい体験ができ、数え切れないほどの人と出会いました。この経験から、やらないよりやって後悔する方が何倍も価値があると気付きました。帰国後も自分が興味を持ったことには、少しずつですが以前よりも積極的にチャレンジしています。
現地では留学生同士での会話も中国語で、コミュニケーションは難しかったですね。そこで、私は相手の言葉を鵜呑みにせず、表情や声のトーンから何が言いたいのか探ることを意識し、より良い関係の構築を目指しました。将来は海外と繋がる仕事がしたいので、この学びを生かしながら多くの人と接していきたいです。
文学部 外国語コミュニケーション学科 4年齋藤 ほの香 さん
Profile
幼いころから日常的に海外のドラマや映画、アニメをよく見たり音楽を聞いていました。そのころから海外での暮らしや外国語にとても興味を抱いていたと思います。大学に入学後は、大学内での留学説明会に参加し、自分にも留学に行けるチャンスがあることを知りました。また、金城に来ていた留学生との交流を通じて、彼女たちの流暢な日本語や留学生活の話を聞くたびに、私も海外留学を体験したいという気持ちが強くなりました。
紹介します!私の宝物
-
- クラスに日本人が一人しかいなかったため、いつもそばいてくれる彼女は私にとってとても大きな存在でした。一緒に過ごした時間すべてが、とても楽しかったです。
-
- 卒業式で撮った一枚。留学期間を無事終了することができました。一年は長いようで短く、あっという間に過ぎてしまいました。毎日たくさんの友人に囲まれて幸せでした。
-
- 帰国前、最後に見た西湖。一番仲の良い友人と、お世話になった先生と訪れました。この日の西湖はとても静かで、夕焼けがとても綺麗でした。何度も西湖を訪れましたが、この日見た景色を一番鮮明に覚えています。
-
- 前期授業の最後に撮った一枚。彼らは私が中国に来て初めてのクラスメイトでした。授業開始当初は、みんな拙い中国語しか話せませんでしたが、このころには様々な表現を使って、コミュニケーションが取れるようになっていました。