価値観の多様性を、コミュニケーションに生かす
海外、特にイギリスの文化を深く理解するために、今まで触れることのなかった芸術を学んでみたいと思っていました。芸術の分野に力を注ぐロンドン大学ゴールドスミス校で、私にはない芸術の知識を豊富に持つ学生の中で学ぶことが、魅力的に映りました。またロンドンには美術館や博物館が多くあり、気軽に芸術に触れられる場所です。イギリスの文化を知るためにも、芸術作品が日常的に見られる環境が重要だと感じ、ゴールドスミス校への留学を決めました。
留学先では、イギリスならではのエッセイの書き方や西洋哲学などから、英語や文化の根底となる思想を学びました。これらを基礎から身につけることができたので、語学面で大きく成長できたと思います。以前は苦手意識が強かったディスカッションやプレゼンテーションも、入念に準備をしたことにより自信がつきました。また、ロンドンは様々な国の人々が集まるグローバルな都市であるため、文化の多様性を学ぶことができ、お互いの文化を尊重し合う気持ちがいっそう強くなりました。
留学最大の収穫は、私にはない芸術の知識を持つ学生たちと、共に学ぶことができたこと。ここで会った学生たちはとても個性的で、個性を生かす術を持っていると感じました。さらに、意見をはっきり主張することの大切さも教わりました。また、日本ではなかなか見ることのない大規模なアートの展示会が頻繁に行われており、美術館や博物館に訪れる度に感銘を受けました。中でもゴールドスミス出身のマリー・クワントやブリジッド・ライリーの展覧会を見ることができたのは嬉しかったです。イギリスの文化を肌で感じることができました。
将来は英語を使って、人の役に立つ仕事に就きたいと考えています。そして、留学先で学んだ、人や文化、そして価値観の多様性をコミュニケーションに生かしたいですね。価値観の違いで文化を否定するのではなく、相手を知り尊重したいと思います。
ゴールドスミス校には様々な価値観を持った学生が世界各国から集まり、とても刺激的な留学生活を送ることができました。また、ロンドンでは今まで触れることのなかった文化にも気づくことができるチャンスがたくさんありました。この留学生活は私の人生に大きな影響を与えたものだと自負しています。皆さんも日本では味わうことのできないリアルな多様性を体感してみてください!
文学部 英語英米文化学科 3年大西 真央 さん
Profile
中学1年生のとき先生から、「英語スピーチコンテストに出場しないか」と声を掛けていただいたことが、語学から海外へと興味を持つきっかけだったと思います。その後は次第に英語に興味を持つようになり、中学・高校とイギリスへ語学短期留学をしました。そこで英語力の未熟さを感じ、大学で留学に再び挑戦したいと考えていました。他にも、ガールスカウトに所属していることから世界情勢を学び、様々な国の方々と関わる機会もあり、異文化交流の楽しさを知りました。今回の留学では自分の可能性をもっと広げたいと考えていました。
紹介します!私の宝物
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- 大学の授業が始まる1週間前に、学内でWelcome weekというイベントがあり、そこで出会った友人たちとショーディッチへ出かけました。様々なストリート・アートを楽しみました!
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- ファッションや音楽の中心地、Carnaby Streetのクリスマスのイルミネーションは格別でした!イギリスの冬は暗くなるのが早いのですが、街中は素敵な光で溢れています!
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- イギリスと言えばアフタヌーンティー!中でもこのアフタヌーンティーは味だけでなく、目でも楽しむことができ一番記憶に残っています!
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- 世界遺産に指定されている王立植物園のキューガーデンへ、友人と一緒に出かけました。綺麗なお花や珍しい植物を鑑賞することができ、有意義な時間を過ごすことができました!